OYA STONES

大谷石蔵活用事業

旧公益質屋活用事業について

Purpose of business

事業の目的

旧公益質屋は、昭和13年に建築された築70年を超える大谷石造りの石蔵です。
また、国の登録文化財である松が峰教会の正面に位置し、中心商店街にも隣接していることから、大谷石蔵が失われつつある中心市街地にあっては、大変貴重な建築物です。
一方で、最近、歴史的建物を再評価する機運が高まっており、市内でも、大谷石蔵を活用したレストランやギャラリーなどが、あちこちに見られるようになってきました。
宇都宮まちづくり推進機構では、これまで貴重なまちなか資源である大谷石蔵について、保存と活用等の調査検討を続けており、今回、立地に優れ長い年月を経て、独特の風情を醸し出している「旧公益質屋」について、事業を行う意欲のある民間事業者を「事業パートナー」として募集し、新たな事業を展開していただくことにより、大谷石蔵の活用を図り、中心市街地の活性化を推進してまいります。

事業の経緯

平成14年11月 栃木県建築士会宇都宮支部が、「旧公益質屋活用案」を提示
15年~ 宇都宮まちづくり推進機構を中心に関係者が活用方策を検討
21年6月~ 当機構内「大谷石特別委員会」において、民間事業としての活用策を検討
平行して、所有者である宇都宮市と「旧公益質屋を活用した民間事業の導入について」を協議
22年2月 旧公益質屋を活用して事業を行う民間事業者(事業パートナー)を募集 ⇒(7者が応募)
22年4月 選考委員会による選考の結果、民間事業者をシェフズ(株)に決定
22年6月 宇都宮まちづくり推進機構が、建物を市から購入、土地は、市から賃借
(市と「定期借地権契約」:20年間)
まち機構からシェフズ(株)に、土地・建物を一括して賃貸
(シェフズ(株)と「定期建物賃貸借契約」:10年間)
22年7月 まち機構が、建物補強工事を実施(基礎沈下防止、梁の金物補強等)
22年12月~ シェフズ(株)が、改修・内装工事を実施
23年5月 「ダイニング蔵おしゃらく」としてオープン

旧公益質屋の概要

  • 所在地宇都宮市宮園町8番9号
  • 土地285,70m²(86.4坪、公募面積)
  • 建物132,45m²(40坪)
    (1階82.81m² / 2階49.64m²)
    (昭和13年建築)

旧公益質屋従前の状況

従前の状況(平成22年5月撮影)

  • 内部の状況(1階、全面板張り)

  • 2階(木枠の倉庫で、全く日は差さず)

補強工事の状況(22年7月)、1階の床張りと基礎補強工事

「ダイニング蔵おしゃらく」としてオープン
(平成23年5月11日オープン)

  • 1階

  • 2階